PRO142: 光るキーボードを用いた写経型プログラミング学習の支援
このページでは,2023年1月 情報処理学会 第142回プログラミング研究発表会の論文「光るキーボードを用いた写経型プログラミング学習の支援」で提示した学習手法を実装したツールのソースコードを公開し,その使い方について解説します.
ソースコード
こちらのリンクよりダウンロードしてください.
なお,「ChromaSDKImpl.js」は,https://github.com/RazerOfficial/HTML5ChromaSDK(Razer社のGitHubリポジトリ)より入手しました.
ツールの使い方
- 事前準備:RazerSynapse3のインストール
- Razer社のWebページ(外部リンク)にアクセスする
- [DOWNLOAD NOW]をクリックしてインストーラをダウンロードし,起動する
- 「インストールするソフトウェアを選択」の画面で[RAZER SYNAPSE]にチェックが入っていることを確認する
- 「任意のSynapseモジュール」の一覧の中の[CHROMA CONNECT]にチェックが入っていることを確認する
- [インストール]をクリックし,ソフトウェアをインストールする
- ツールの実行
- 上記リンクからダウンロードしたzipファイルを展開する
- RazerSynapse3が起動していること,RazerChromaRGB対応のキーボードが接続されていることを確認する
- ツール「index.html」を実行する
- 上部の[ファイルを選択]ボタンをクリックし,写経を実施したいサンプルコードのファイルを選択する
- 【サンプルコード】の部分にサンプルコードの内容が表示される
- 写経を進める
- 次の文字を入力するために押すべきキーの位置が光り,次の文字を打つと【写経中のコード】の部分に反映される
- 【写経中のコード】の部分の中で,現在入力中の場所は「|」で示されている
- 行頭のTab,途中のスペース,行末のEnterも入力する必要がある
- 誤った入力をすると【写経中のコード】の部分が赤くなるが,BackSpaceキーを押すと元の状態に復帰する
- 最後まで写経を完了させると,ダイアログが表示される
- [はい]を選択すると,写経したプログラムをダウンロードできる
- [キャンセル]を選択すると,そのまま写経を終了できる
- 再度最初から写経を開始する方法
- 同じサンプルコードで実施する場合,上部の[はじめから]ボタンをクリックする
- 違うサンプルコードで実施する場合,上部の[ファイルを選択]ボタンをクリックし,ファイルを選択する
- トラブルシューティング
- 【写経中のコード】の部分が表示されないなど,要素がうまく整列して表示されない
- ブラウザの設定から「ズーム」の値を縮小し,全体がうまく表示されるようにする
- ツールに操作を加えても反応しなくなった場合
- ページを再読み込みする,もしくは,一度ブラウザを閉じてツールを再起動する
論文情報
平澤巧望, 篠埜 功, 光るキーボードを用いた写経型プログラミング学習の支援, 情報処理学会第142回プログラミング研究発表会, 2022-4-(5), 広島市立大学サテライトキャンパス, 2023年1月12日〜13日(2023年1月13日平澤巧望発表). 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO)Vol. 16, No. 2, pp. 1-27. 2023年6月.
更新履歴
- 2024/06/07
- 2022/11/26
- ツールの使い方を更新しました.
- ソースコードを公開しました.
- 2022/11/02
- 2022/11/01